噛み合わせと身体
EFFECT
EFFECT
噛み合わせの悪さが引き起こす身体の不調
歯科は「口の病気を治すところ」と思われがちですが、実際はそれだけではありません。
噛み合わせと身体の健康は密接に関係しています。
噛み合わせが悪いと顎関節に不自然な力が加わり、顎関節症を引き起こすだけでなく身体全体に様々な悪影響をもたらします。
次のような不調を感じたとき、多くの場合は専門医(耳鼻科や整形外科・心療内科など)で診察を受けられる思われますが、
レントゲンやCTで患部を診察しても原因が分からないことがあります。
その場合は、噛み合わせの不具合や顎関節症を疑ってみてもいいかもしれません。
噛み合わせを改善することでこれらの不調が軽減される可能性があります。
噛み合わせの改善で軽減される不調
IMPROVE
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「左右の目の開き具合や高さが違う」「片側の頬が若干ふっくらしている」「頬が垂れ下がっている」「鼻が曲がっている」など顔のゆがみは咬合からの問題からくる場合があります。
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噛み合わせが悪いと顎周辺の筋肉のバランスが悪くなり、緊張状態が続きます。その結果、その周辺の血行が悪くなり筋緊張性の頭痛を引き起こしたり、頭を支える頸椎が歪んで頭痛を生じたりするようになります。
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頭痛を引き起こすのと同じメカニズムで、顎周辺の筋肉の緊張状態から首や肩周辺の筋肉が緊張して血行が悪くなります。その結果、首の痛みや肩こりを引き起こします。また、頸椎に歪みが生じ、腰痛の原因にもなります。
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顎の位置がずれていることによって、脊椎が湾曲し神経伝達に障害を起こしてしまいます。その結果、耳菅の圧迫が生じて耳鳴りや難聴になる場合があります。
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顎周辺の筋肉が緊張していると、多くの重要な神経が通る頸椎が圧迫され、自律神経に悪影響を及ぼしてしまいます。その結果、自律神経失調症やうつ病を引き起こしてしまう可能性があります。
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頸椎のゆがみにより自律神経が圧迫されるとホルモンバランスが崩れます。その結果生理痛や生理不順など婦人科系のトラブルを引き起こりやすくなります。
CUSTOMS & HABITS
噛み合わせが悪くなる習慣や癖
こうした不調は年々ひどくなったり、今までなんともなかったにも関わらず急に現われたりすることがあります。
それは、日々の習慣や悪い癖の積み重ねで、顎の骨が少しずつずれたり顎周辺の筋肉がバランスを崩してしまうからです。
次のような癖がある方は噛み合わせの不具合や顎関節症が原因の可能性があります。
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片側での極端な噛み癖
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頬杖をつく癖
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長時間のパソコン・スマホ操作
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睡眠時の歯ぎしりや噛みしめ
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横向きやうつ伏せ等睡眠時の姿勢
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ストレスによる歯の食いしばり
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いつも決まった側の肩でバッグを持つ
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猫背・巻き肩等姿勢が悪い
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合わない枕を使っている
IMPORTANCE
噛むことの大切さ
噛むことは身体全体の健康維持につながります
口を健康な状態に保ちよく噛んで食事をすることは、いつまでも健康かつ若々しく過ごす上でとても大切です。噛むという動作は脳の様々な領域を活性化させ、
「認知症予防」「老化防止」「肥満防止」「ストレス解消」
などの効果があることが分かっています。
噛み合わせの悪さや顎関節症を放ったままにすると、口が開けられずに食事がとれなくなったりと重症化する恐れがあります。
そうなると、 症状が悪化するだけでなく、老化が急速に進み悪循環に陥ってしまいます。
顎に痛みがない場合でも、症状や習慣・癖に心当たりのある方は当院にご相談ください。